はじめに
こんにちは
最近、Kotlinを触り始めた田代です。
今回は実際の業務で時間がかかってしまった三次元リストの作り方をご紹介します!
Kotlin Playgroundについて
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Kotlin Playground とは、WEB上で気軽にKotlinを試すことができるサービスです。
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初期画面は「Hello, world!!!」を表示するコードが書かれていて、画面右上の「Run」を押すとmainメソッドが実行され、画面下に結果が表示されます。書いたコードを共有でき、ちょっとした開発時に使えそうです!
今回は、このKotlin Playgroundを使用していきます。
ゴールの形
以下の形の三次元リストをList型で作成します!
fruitsList = [[[A, apple], [C, cherry], [G, grape]],[[K, kiwi], [B, banana], [O, orange]]]
Kotlinでのリストの作り方
一次元リストの作り方
まずは一次元リストの作り方から!
リストの変数の型を List<String> とし、 listOf() を使用して初期化します。
リストに値を入れるときは「+=」で1つずつ要素を追加できます。
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またlistOf()を使用して、要素をまとめて追加することもできます。
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一次元リストの取り出し方
index を指定してあげることで、値を取り出すことができます。
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二次元リストの作り方
次に二次元リストの作り方です!
Listの中にListが入るように変数の型を List<List<String>> としています。
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二次元リストの値の取り出し方
一次元リストと同じようにindexを指定して値を取り出すことができます。
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三次元リストの作り方
最後にゴールの形である三次元リスト(fruitsList)の作り方です!
二次元リストと同じように変数の型を List<List<List<String>>> とします。
次に三次元リストに入れる二次元リストを作成します。
作成した二次元リストを三次元リストに入れて完成です。
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三次元リストの取り出し方
取り出し方は今までの取り出し方と同じで、indexを指定してあげることで取り出すことができます。
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まとめ
学んでみるとなんだこういうことかくらいのちょっとした記述でも、初めて触る言語だと意外と調査に時間がかかってしまうことってありますよね。
今回は、私が調べて時間がかかったところについて備忘も兼ねて簡単にまとめてみました。
同じように悩んでいる人に読んでもらえたら嬉しいです!
リストにはArrayListやMutableListなどの型があり、私はまだまだ使い所が理解できていないので引き続き勉強していこうと思います!
初学者の皆さん一緒に頑張りましょう!
その他
例文では、listの初期化をlistOf()で空のlistを作成していますが、listを明示的に空であることを示したいときは emptyList() を使って記載することもできます。emptyList()で空のリストを作成した後からでもリストに値を入れることはできますので、コードの可読性を上げたい場合に使用してみて下さい。
Kotlinを学び始めたときに公式から出ている問題演習ができるサービスを見つけたので、ご紹介させていただきます!
Kotlin Koans
Kotlin Koans は、WEB上でKotlinの基礎を学ぶことができるサービスです!
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Kotlinの構文について問題が出題され、環境構築なしでKotlinを書いて学ぶことができます。
初めてKotlinを触る方にぴったりなサービスだと思いますので、よかったら試してみてください。