こんにちは。西です!
最近、GoogleのLooker Studioでのデータ可視化プロジェクトに取り組んでいました。
そもそもLooker Studioってなんなの?という疑問や、「データの統合」や「ディメンション」など、Looker Studioの用語、プロジェクトの中で詰まってしまった制限についても共有したいと思います!
そもそもLooker Studioとは?
Looker Studioは、データの可視化とレポーティングのためのオンラインツールです。
直感的な操作ができ、機能も多彩なためとても魅力的なツールとなっています!
しかしデータの可視化というと、いまいちピンと来ない方もいるかもしれませんので簡単に説明いたします。
例えば、このようなデータがあるとします。
これは、果物の種類と値段を表した表です。
果物の値段 | |
果物 | 値段 |
りんご | 100 |
みかん | 120 |
バナナ | 200 |
梨 | 150 |
イチゴ | 500 |
メロン | 1000 |
もう一つ、データがあるとします。これは果物の売れた個数を表した表です。
売れた個数 | |
果物 | 個数 |
りんご | 100 |
みかん | 50 |
バナナ | 70 |
梨 | 30 |
イチゴ | 67 |
メロン | 5 |
このデータだけだと、その月にどれだけ売り上げたのか?をすぐに把握することが出来ません。
ではどうするのか?というと、二つの表を結合し、グラフ化してあげると見やすくなります!
例えば、果物毎の売り上げを見たいとします。これを、表にすると以下のようになります。
(※売り上げは、個数×値段です。)
では、さらにこれを円グラフにしてみましょう。
月全体の売り上げのうち、イチゴが一番売れているのがすぐにわかります!
つまり、このようなグラフをプログラミング言語を知らなくてもデータソースから作れるツール・・・それがLookerStudioです!
今回は簡単な例を挙げたため、いまいちその便利さが伝わりにくいかもしれませんが、膨大なデータを表やグラフにまとめる時にとても簡単に作成できるものだと思っていただけると嬉しいです!
「データの統合」「ディメンション」など聞きなれない言葉がたくさん・・・
「データ統合」という言葉の説明をするために、まずはLooker Studioのデータソースについて簡単に説明する必要があります。
まず、Looker Studioでは、さまざまなデータソースを使うことが出来ます。(Googleスプレッドシート、Google Analytics、SQLデータベースなど)
その中で今回はGoogleスプレッドシートをデータソースとした場合の説明をしますが、スプレッドシートのSheet1に果物の値段、Sheet2に売れた個数というデータがあった場合に、Sheet1とSheet2のデータを結合して表示することが出来ます。以下のようなシートですね。
この結合のことを「データ統合」と呼びます。
Looker Studioの画面ではこのような画面で統合出来ます。
ここでは、二つのテーブルを統合する際に両方のテーブルにある「果物」というキーを使って統合しています。
「ディメンション」というのは、果物の値段シートで言うところの「果物」と「値段」がそれに該当します。
それぞれの列のタイトル部分(ヘッダー)と言うとわかりやすいかと思います!
また、Looker Studioの画面ではこのような表示です。
Looker Studioを使う際には必ず使う言葉ですので、この二つは確実に押さえておきましょう!
Looker Studioプロジェクトで詰まったこと
一番伝えたかった事はこちらになります(笑)
今後Looker Studioを使おうとした方は必ず引っかかる部分だと思うので、ぜひ見て頂けると幸いです。
データ統合出来るテーブルの数は最大5つ
データ統合は無制限に統合出来るわけではありません。データ統合には制限があり、一つの統合につき最大5つのテーブルしか結合できません。
利用可能なディメンションは最大10個
ディメンションにも制限があります。ディメンションは一つのデータソースにつき最大10個までしか利用できません。
データソースの更新
もし上記例でイチゴの個数を間違えて入力していた場合、Googleスプレッドシートの変更を行うのは簡単にできますが、Looker Studioは自動的にシートの更新を検知してくれません。
必ずデータの更新作業が必要になります。
関数も使える!だが・・・
Looker Studioでは関数も使えます!CASEといった条件分岐の関数や、文字列の置換、COUNTといった関数を使えるのはとても便利です!!!
しかし、使える関数は決まっているため、自分のやりたいことを実現することが出来ない可能性があります。
使える関数と、自分の実現したい表示の仕方と、是非検討してみて下さい。
さいごに
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!!
Looker Studioの基本的な概念と、プロジェクトで詰まった部分について、いくつかお話ししました。
Looker Studioは、大量のデータを扱う際に非常に便利なツールであり、ビジネスの意思決定を支援してくれます。
このブログがLooker Studio初心者や興味を持っている方々に役立つ情報を提供できれば幸いです!